国際協力への第一歩~青年海外協力隊員になるまで 訓練2~



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授業は5時に終わりますが、夜10時30分までは夕食とお風呂以外は自習の時間になります。写真は教室で自習をしている写真です。
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夜10時すぎても研修棟は電気がついています。みんな必死で語学の勉強を遅くまでしています。
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自習の時間もなんだかんだ、息抜きにもなっています。仲間がいるからこそ頑張れる環境だなと実感します。

こんにちは。青年海外協力隊平成27年度2次隊訓練生の関朱美です。

訓練生活が半分が過ぎました。終盤にさしかかろうとしています。今回は語学訓練についてお伝えしていきます。

協力隊は現地で活動するにあたり、現地で使われている言葉を覚えなければいけません。そこで派遣される国の公用語をこの語学訓練で習得します。海外なら英語が話せれば大丈夫では?というイメージがあると思いますが、現地で英語が公用語として使われている国は派遣国には少なく、現地で使われる言語がなければコミュニケーションをとれないのが現状です。特に教育が進んでいない国は、英語どころか公用語と指定されている言語すら使えるか分かりません。例えば私が派遣される予定のモザンビークはポルトガル語は公用語となっており、モザンビーク派遣予定者はポルトガル語を勉強します。言語の授業は一日3時間から5時間設けられており、先生1人に対して訓練生は2~5人という少人数体制で行われています。中学校や大学で行っていた語学の授業では考えられない人数、そして期間が限られているためとてつもない早いスピードで授業が進められています。

70日程度で初めての言語を現地で生活できるまでに取得をしていかなければいけないため、訓練生も必死で毎日勉強に励んでいます。課業と言われる授業は8時45分から17時までありますが、その課業を終えてからも復習や宿題をするため、みんな22時過ぎまで勉強をしているので、教室がある研修等の教室は夜の22時を過ぎてもどこも明かりがついています。二本松訓練所はアフリカ方面とアジア方面の訓練生が訓練に励んでおり、私の周りではタイ語、ラオス語、スワヒリ語、モンゴル語、フランス語等、各国の挨拶が毎日飛び交っており、いろんな言語の挨拶を覚えることができます。

本当の勉強漬けの毎日ですが、自分の本当にやりたい国際協力のための勉強であること、そして何より共に励まし合える仲間がいるので辛くて不安なことも多くても頑張れます。

今週は、モザンビーク出身の方が二本松訓練所にお越しいただき、ポルトガル語でプレゼンテーションを行います。
初めて習う言語を2か月もしないで、プレゼンテーションをするのはとても不安ではありますが、楽しみです。

言語に関しては常にプレッシャーがあり、大変ではありますが、訓練生活はとても楽しいです。
残りの訓練生活も、1日1日を大切にしたいと思います!

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