国際協力への第一歩~青年海外協力隊員になるまで 訓練3~



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スポーツ大会では、班でおそろいのテーピングをしました!
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野外訓練の写真です。雨が降っていたので過酷な訓練になりました。
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座禅の講座の写真です。

みなさんこんにちは!青年海外協力隊訓練生の関朱美です。

・前回は語学について書かせていただいたので、その他の課業について書きたいと思います。
私たち訓練生は語学以外にも、現地での活動に必要な知識や技術を身に着けるために、様々な講義や実習があります。その中でとても印象的で楽しかったものを紹介していきたいと思います。

・まず一つ目はスポーツ大会!

スポーツ大会は訓練の初めのころに実施されました。生活班という15人前後で構成されている班が12班あり、班対抗で競技を行うという、高校の体育際みたいなものです。しかし競技内容は変わっていて、二人ペアで手をつないだまま戦うドッチボールや、ピンポイントに指定されるような借り人競争、人間知恵の輪などがあります。いくら運動神経が良くてもチームプレイができていないとなかなか勝てないものばかりでした。そして私たちの班は準優勝をとることができました!

・次に紹介したいのは野外訓練!

野外訓練は2日間に渡り行われ、この2日間はずっと屋外で生活をします。夜はグラウンドにテントを立てて寝ます。食事は野外訓練が始まるときに、1日目の昼と夜、2日目の朝と昼の4食分の食材が班ごとに渡され、限られた食材と調味料をもとに工夫して班で協力して作ります。普通のキャンプとは違うのは、水の大切さも学ぶということもあって少し離れたところの水道しか使えなかったり、様々な制限があります。
野外訓練中のミッションは、1日目は任地で役に立つ自主講座を訓練生それぞれが持っている技術をみんなに教えあい実施します。この自主講座では、私も生ごみコンポストの講座を環境教育隊員の仲間と一緒に開きました。
2日目はオリエンテーリングです。オリエンテーリングは9~13キロのコースがあり4~7人程度のグループでチェックポイントを回るもので、私は11キロのコースを回わりました。体力も消耗しているはずなのに、このオリエンテーリングは協力隊の精神というか、助け合い励ましあい協力しながら班全員が元気で楽しくクリアしていくのです。
今回、私たち27年度2次隊が野外訓練を行った2日間はまさかの雨!特に1日目の夜は雨が強くて炊事が大変でした。それも何とか協力し合いクリアし、2日目のオリエンテーリングはかろうじて曇りだったことが本当に救いでした。

・ほんの少しですが自分を見つめなおす時間になったのは座禅の講座です。

仏教の教えをお伺いした後、体育館で座禅をしました。30分行ったのですがあっという間に時間が過ぎました。訓練生活も終盤にかけてめまぐるしく過ぎ、時間をゆっくりとることが難しくなっているこの時期に行ったこともあり、座禅のように立ち止まって仏教の教えのもと自分と向き合う時間も大切だなとあらためて感じました。現地でも立ち止まることが必要な時に実践してみたいと思いました。

これまで紹介したように訓練には様々な講座や実習があり、それぞれの講座は、赴任後に必要な知識や協力隊としての心がまえをを学べるようになっています。
いよいよ訓練も残り10日を切りました。今週末にはとうとう語学の最終試験が待っています。この最終試験が突破できない限り派遣させていただけないので、全力で頑張っていきます!そして残りの訓練生活を楽しんでいきたいと思います!(運営委員 関朱美)