国際協力への第一歩 ~青年海外協力隊員からのアフリカレポート19~



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仕事でゴミ拾いをしていたら、写真を一緒に撮ろうと誘われました。私はアイドルじゃないんだけどなぁ・・・(笑)
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カメラを持っていると撮って!ってポーズを決めてきます。このポーズはなんなんだろう?
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私が通ると必ず「ジャポネーザ~!(日本人~!)」って叫んでくれる市場の少年たち。中国人じゃなくて、きちんと日本人て言ってくれるので嬉しいです。

ボンディーア!(おはようございます!)青年海外協力隊員の関朱美です。
本日は以前にも書いた、協力隊あるある第2弾で、現地で日本人がモテることについてお伝えしたいと思います!

嬉しくないモテ期。
モザンビークではアジア人の女性って本当にめずらしいらしく、一人で歩いていると必ずと言っていい程、現地の人に話しかけられます。これが協力隊の特に女性隊員にある「協力隊あるある」というものです。
現地人の女の子と一緒にいても、「I love you!」とか言われ、パーカーのフードをつかまれたり腕をつかまれたりしたこともあり(これは正直怖かったです。)、シャパ(乗り合いバス)で携帯電話の番号を教えてくれと言われて、携帯持ってないと言ってもしつこく聞いて来たり、こんなことがモザンビークに来て1カ月の間にあったので、これから2年間耐えなきゃいけないのかー、めんどくさいな…と思い途方にくれました。無視をすることもしてましたが、それでもずーっと話しかけてきたり、触ってきたりするので、こうなったら無視するのではなくネタを作ろうと、面白いことを言ってやろうとシフトすることに決めました。ただし、疲れていない時に限ります。

自分が大好きなモザンビーク人
しかし、こんなこともだんだん慣れるもんですね。「Bonita!(かわいい!)」と言われたら「Eu sou Bonita!(私はかわいいわよ!)」と日本ではできない言い返しをしたり、「Quero Voce.(あなたが欲しい)」と言われれば強気で「nao quero!(私は欲しくないから!)」と言い返したりしています。「僕はあなたを愛してるよ!彼氏だよ!」っていきなり言われたら、「彼氏いるから!」って答えます。そしてそれでも「いや、僕のがかっこいいよ。」って言って来たら作り話でもなんでも言ってやろうということで、「私の彼氏はかっこいいし、素敵よ、だから他の人は欲しくない!」まで言います。しかし、そこまで言っても彼らはめげません。「彼は背は低いだろ!」とまで詮索してきます。なので「いいえ、高いわ!」と答えると「なんてこった!くそ~」などと言ってようやく悔しがって諦めてくれます。背が高いところが重要なのか?そもそも彼氏いるという時点であきらめようよ、とツッコミたくなりましたが、それは置いておいて、モザンビーク人は自信家というか、ナルシストが多いな~と感じました。(よく携帯で一人で自撮りをしてますからね。カメラ向けると撮ってって言ってきますからね。)

「私は男だ!」
以前、シャパ(乗り合いバス)の窓側に座って出発を待っていたら、窓から男の人が異常なほどにアピールしてきたから「Eu sou homem!(私は男だ!)」とか言ってみたりしました。日本ではなかなかできない返答をしています。
たださすがに「私は男だ!」という返しには無理があったらしく、「じゃあ服を脱げ!」と言われ、そうこうしているうちにバスが出発してくれたのでよかったですが、この「男だ」という返しは無理があるのでもうやめようと思いました。出発したバスの中で、おばさんたちに「あなた女でしょ?笑」と笑われて、おばさんたちと仲良くなるという結末は良い思い出?です。

モザンビークに暮らす日本人
ここまで話してわかるように日本人が歩いているのはとても目立ちます。どんなに目立たなくしようとしても目立ってしまいます。歩いているだけでも「ニィハォ!」とか「こっちへ来い!」とか常に声をかけられます。日本にいたら何にも周りを気にしないで歩けたことがこっちではどんな場所でも注目される、目立つことで気を張った生き方をしているように感じます。
ただ良い面もあって、いろいろと親切というか面倒を見てくれます。シャパ(乗り合いバス)で良い席に座らせてくれたり、違う方向のシャパに乗ったら、私が行きたい方向に行くシャパを止めて乗せてくれたり。もともとモザンビークの方々は親切ですがさらにその親切?を受けている気がします。疲れる反面もあるけど、気分が悪い時は本当にイライラするけど、こういう生活は日本ではないと思うので楽しむこともしようと思います。(笑)

ということでモテる気持ちを少し味わいたいという日本の女性の皆様、モザンビークにお越しください!

Até logo!(またね!)
関朱美