ボンディーア!(おはようございます!)青年海外協力隊員の関朱美です。今回は、日本を紹介しようということでソーラン節を踊ったことについてお伝えします。
観客700名の和太鼓コンサートの前座でソーラン節
在モザンビーク日本国大使館主催の和太鼓のコンサートが10月末に首都マプトで開かれ、その前座で協力隊の皆様にソーラン節を踊っていただけないかと依頼があり、マプト隊員でソーラン節を踊りました。
依頼いただいたのが急であり、またコンサートが平日ということもあり集まるかどうか不安ではありましたが、どうにか私を含め5名の隊員が集まり、直前の週末に2時間程練習をして当日を迎えました。ポルトガル語が上手な同期が「どっこいしょー!」の掛け声を言っていただくことを観客へお願いし、終始、会場と一体になり盛り上がることができました。その後、和太鼓のコンサートを舞台袖で見せてもらったり、アンコールでは一緒にステージに立たせてもらったり、なかなかできない経験をさせていただきました。
マプトの日でのソーラン節
11月10日はマプトの日ということでイベントがあり、前日の9日に行われたマプトの日記念フェスタでもソーラン節を躍らせていただきました。こちらは前々から計画を立てていたため、JICAモザンビークの所長や、スタッフも含め、マプト隊員みんなで踊ることができました。
さすがモザンビーク、踊るその日まで段取りや、プログラムの調整でばたばたで、もしかしたら踊れないのではないかという不安もありましたが、どうにか皆様の協力のもと無事に踊ることができました。後輩隊員や任国外旅行にマプトに来ていたナミビア隊員の応援もあり、こちらも観客も一緒に踊ってくれたり、「どっこいしょー!」と叫んでくれたり、とても盛り上がりました。
協力隊としてできること
和太鼓のコンサートとマプトの日にソーラン節を踊りましたが、これは協力隊の活動としてやらなくてもいいものであり、実際に他の州で踊った例はあっても、マプトの日で過去に隊員がソーラン節を踊った例はありませんでした。
しかし、前のレポートにも書きましたが、相手を知ること、お互いを知ることは世界平和に繋がると思っていること、モザンビークには中国資本の企業も多く、歩いていると「チャイナ」と言われるため、日本人としてのアイデンティティーとして日本も知ってもらいたいという思いも自分を動かすきっかけになりました。また現地に2年間滞在している協力隊員でもあり、より多くの現地の方々に日本を知ってもらう活動としては、民間企業や他の機関で来ている方々よりもやりやすいということもあり、私がやらなきゃ誰がやるんだ?と思ったらやるという選択肢しかなかったです。
1人で始めたこと、だけど最後はみんないた
JICAスタッフと隊員に踊っていただけるかどうか有志を募り、市役所に踊らせてもらう依頼をするなど1人で一から企画、行動することから始めました。踊ることが好きでない隊員が多いため、最初は賛同してもらえるか不安もありました。日本と違い段取が全然できてなくて、当日ぎりぎりまで踊れるかどうかも分からない状態で、正直、どうなるか予測もできませんでした。
しかし、みんなが練習から当日の本番まで、笑顔で踊ってくれた上、私がソーラン節をやる意図もJICAの所長や専門家の方々も理解をしてくださり「本当にここまで、よくやった。よかったよ。」とのお言葉をいただきました。所長には「また来年、ソーラン節を踊るために任期延長しなよ~。」と冗談?を言ってくださり、大変だったけど本当にやってよかったなぁと思いました。最初は1人で始めたことだったけど、最後はみんなで、笑顔で終えることができました。今後も国際交流・国際協力ができる企画していきたいと思います。
Ate logo! (またね!)
関朱美