ベトナム人材の科学的、適性検査で途上国のSDGsを考慮した、ともに利益する持続的な採用、育成に結び付ける研究

ベトナム人の適性を理解するために多様な研究を行っています

グローバル人財リサーチではより良い適性検査について研究しています。

適性検査といっても、様々な会社が多様な検査キットで検査をしていますが、研究を重ね、ベトナム人を理解して、統計分析していくことで、よりベトナム人に適した、アドバイスができるように、研究を続けています。

チャートをご覧ください、世界の様々な人びと335名を適性検査し企業の社員としての重要な能力として、縦軸を「イノベーション力」、横軸を「前進力」という位置データとして、16の適性を抽出したうえで、特殊なアルゴリズムで、そのデータをその人の位置として散布図にしたものです。

世界の人財はグローバルプラスで、その位置を固定できる

全体として、これを見て、すべての世界の人財は、楕円のエリアの中に入っていることがわかります。つまり、適性は、決してバラバラでなく、一つのエリアの中に納まることがわかります。グローバルプラスでは人財の適性の位置がだれでもわかる位置データで表せるのです。

この原点は、「日本人の平均値」としてあります。この散布図を見ることで、日本の企業にとって、類似した人財は誰なのか、ハイパフォーマーの位置はどこなのか、一目ですぐに見分けることができます。日本の企業にとって、どのような人材を採用すればハイパフォーマンスを発揮できるかを可視化できるため、戦略的な採用ができます。

それだけでなく、それからの偏差を調べていくことで、海外の人財の日本企業におけるマッチングが見えてくるのです。人財においても企業経営者にとっても適材適所の人材を採用することが、相互に利益をもたらすことになります。

途上国も日本も持続的にともに利益する人財の可視化が必要

これからの世界ではSDGsでも目標とされるように、途上国も日本も持続的にともに利益する人財の可視化が必要です。どんな人財も科学的に可視化することで、適材適所が見つかります。従来の主観的採用は科学的ではありません。それは、人財にも、企業にも不利益をもたらすのです。

直線は、世界の散布図で、日本、欧米、東欧、アジア(日本を抜かす)、中南米アフリカと分けていき、それぞれの回帰直線により傾向を分析してみたものです。

回帰した近似直線を表示してみると明らかになるのですが、その分析から日本人グループとそれ以外のグループの傾向に差があることがわかりました。つまり、「アジア人グループも欧米人も中南米・アフリカ人グループ」も全体として似た傾向で、「日本人」だけが傾向が違うのです。

これは、本当に有意な差があるのかを調べるため、数値をWelch(ウエルチ)のT検定にかけてみると。P値は前進力で0.045、イノベーション力で0.0018、となり5%の有意水準としても十分な有意差が認められました。

ベトナム人材を「グローバルプラス」で分析し、仮説をたててみました

 

この分析を今度は、ベトナム人の特長を知るために、ベトナム人のチャートを作ってみました。下のチャートです。まだまだ数が少ないので、仮説を立てるためにです。

ここで、面白い結果がでました。回帰直線のY軸を切る位置です。

上の世界のチャートでは回帰直線はすべてY軸のプラスで切っていますが、下のベトナム人のチャートでは回帰直線はマイナスでY軸を切っているのです。

これは何を意味するかというと、イノベーション力が弱く、逆に前進力においてはx軸をプラスで切っており高いという傾向が見られたのです。

これから、さらにデータを集め解析していきますが、面白い発見です。これらの傾向が明らかになってくると、ベトナム人の活用についてより適材適所が見えてきて、適性マッチングがしっかりとれて、人財にとっても、企業にとっても良い効果が現れると考えています。

経営者にとって、自分の会社のハイパフォーマーとして働いてくれる人財を経営者や人事の感性だけで採用するのはとても危険で、リスクを伴うことを理解した方がよいでしょう。

※詳しくはネクストエデュケーションシンクにお問い合わせください。

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