ボンディーア!(おはようございます!) 青年海外協力隊員の関朱美です。今日はモザンビークの交通事情についてお伝えします。 アフリカの人たちって何を使って移動しているか、そして協力隊員は何を使っているのかをお伝えします。
モザンビークの路線バス、シャパ!
モザンビークの首都マプトの市内での移動は基本的にはシャパと言う乗り物です。このシャパとは日本など海外の中古のミニバスやハイエース(改造されていて日本では3シートのところ4シートで狭くなっています。)が路線バスのようになっただけのものです。名前が可愛いからって騙されてはいけません。車体はぼろっぼろで運転も荒いです。そしてノリノリの音楽がかかっています。シャパには運転手さんとお金を集める車掌さんのような人が乗っています。止まる場所がいくつか決まっていて基本的に車掌さんに降り場所を伝えればおろしてくれます。日本のバスのように「降りますボタン」はありません。行先やルートは車体にペイントしてある色と場所を見て確認して乗ります。不安な時は車掌さんに聞いて乗り込みます。首都は都会っぽいですが、まだまだアナログなところが多いのがアフリカです。
親切なシャパの運転手さんと車掌さん
初めはどこに停車するか分からなく、本当にこの場所は目的地に行くかも分からないので片言のポルトガル語で必死に運転手さんや車掌さんに伝えて乗っていました。シャパの運転手さんや車掌さんは親切で降りるときに声をかけておろしてくれます。降りてからも「こっちが○○通りだよ」って丁寧に教えてくれます。基本的にシャパの運転手さんと車掌さんはみんな優しいです。乗る前に行きたいところを伝えれば、どのシャパに乗るかなども教えてくれます。満員で座りたいときには、席を作ってくれたりもします。モザンビークはお金をもらう目的で親切に行う人もいますが、シャパの運転手さんと車掌さんは純粋に親切にしてくれます。
シャパを使い始めた当初は本当に心の中で祈りました。
シャパの使い始めた当初は、ぼろぼろなのにすごいスピードで走るし、車との車間距離が近いし、ハイエースタイプのシャパはぎゅうぎゅうで狭いし、「ああ、私は無事にたどりつけるのだろうか…」と乗りながら心配しました。壊れるんじゃないか、事故るんじゃないかと考え心の中で「死にませんように!!!」って祈っていました。今は慣れてしまい揺られるまま乗っています。ただ、異常なスピードを出すときは未だに怖く感じます。
公共機関頼りの協力隊員
モザンビークは経済発展もしていて車を所有する人も増えていて、今では中間層くらいの方でも車を持っています。ただ協力隊員は交通事情や生活水準から車は乗れないので、公共機関を使うのが基本です。このようなことから、モザンビークの首都マプトにおいての移動は基本的にシャパを使っています。ちなみにシャパの料金、市内の移動は一律日本円で約20円程度です。モザンビークに来たときにはぜひシャパに乗ってみてください!
Até logo! (またね!) 運営委員 関朱美