国際協力の第一歩 ~青年海外協力隊員からのアフリカレポート9~



ryouri
たくさんの料理を作ってくれました!どれも美味しくていっぱい食べてしまいました。
dance
みんなで歌って踊りました。歌は音楽なしでアカペラでいきなり歌い始めます。さすがアフリカ!
musumesan
大好きな局長の娘さんと。美味しいサングリアを作ってくれました!とても明るく優しいお姉さんです。

ボンディーア!(おはようございます!) 青年海外協力隊員の関朱美です。 2015年最後の投稿はモザンビークで過ごしたクリスマスについてお伝えします。

モザンビークのクリスマスはとにかく暑い。熱い。

日本は今頃、コートを着てブーツを履いて、暖房が欠かせないような寒さかと思いますが、モザンビークは南半球に位置しているため、日本とは逆で今は夏です。アフリカ、とにかく暑いです。クリスマスイブは気温が40℃くらいまで上がり、風が吹いても熱風にあたっていて涼しくない状況です。じっとしていても汗をかきます。こんな状況で「クリスマスだー!」という感じが全くない私たち。しかしモザンビーク人は違います。モザンビークはキリスト教が比較的、多い国であるためクリスマスには気合いが入っています。24日の午後と25日は仕事が休みで、24日の午前中は仕事があるはずなのですが、カウンターパート(同僚)がなかなか来ない…。そしてやっと来たと思ったら、挨拶してすぐ帰る。クリスマスのプレゼントを買いに行くとかどうとか、いろいろみなさんあるようです。仕事よりイベントが大切なのがアフリカです。

モザンビークでクリスマスパーティー!

「12月25日は家に連れていく!」と当日の一週間前からずっと職場の上司(職場のトップにあたるような方で局長と呼ばれています。)にお誘いを受けていて、当日お家に招待していただきました。朝の8時半頃に迎えに来ていただき、午前中は料理の手伝いを少ししたり、家の周りを散歩したりし、午後からいよいよパーティの開始。ワインやジュースを飲みながらごちそうをいただきました。歌ったり、ダンスをしたり、ひたすら話して飲んで、食べてを繰り返し、終わったのが20時頃。とにかく局長の家族がみんな素敵な方で特に娘さんは局長に似ていて面白くて優しかったです。みんながいつでも遊びにおいでって言ってくれて大好きな家族になりました。

モザンビークの年末年始、休みが…

モザンビーク、まさかですが日本のように長い休暇がありません!休みなのは12月31日の午後から1月1日くらいです。今年は土日があるため、連休になりますが基本的には連休にならないようです。しかし、職場の方々は1か月の有給休暇のようなものをとったりしていて、またクリスマスや年末に向けて12月くらい(いや、11月くらい)から仕事に対してゆるい感じがあります。「こういうことやりたい!」とか話しても「来年からね、来年は忙しい。」と言う感じです。今から準備しないのかなと思いつつも、これがアフリカだと言い聞かせて言われるがまま今は様子を見ています。休暇がないけど、休暇のようなものですね。日本にいた時は常に時間に追われて仕事をしていたような感じがありますが、アフリカのやり方に合わせてゆるく、でも効率よくやりたいなと思います。2016年の目標の一つ焦らないということでやっていきたいと思います。

 

もう2015年もあっという間に終わります。2015年の1月の面接の選考から始まり、2月に合格通知を受け、仕事を辞めて、6月には環境教育の技術補完研修、7月から二本松での語学訓練、そして10月にはモザンビークに上陸し、今に至ります。2015年は人生史上で一番内容の濃い1年だったと思います。2016年も負けないくらい良い1年にしたいです。 このレポートをお読みいただいているみなさま、2015年はお読みいただきありがとうございました。2016年もどうぞ引き続きお願いいたします。

それでは、みなさまも良いお年を!

運営委員 関朱美