国際協力への第一歩 ~青年海外協力隊員からのアフリカレポート15~



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私の同僚も聞くところによると、子供がいるけど結婚していないという人も多いです。
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日本のセクハラの話をしたら同僚が逮捕されるポーズをしてくれました。(笑)
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モザンビークの男の子はオシャレです!子供のころはかわいいのですが…

ボンディーア!(おはようございます!) 青年海外協力隊員の関朱美です。 今まで話していたようで話していなかったモザンビークの恋愛事情や現地でモテる?協力隊員あるあるについてお伝えします。今までいつ書こうかなー思っていたのですがとうとう書けます!!こちらはネタがありすぎるので何回かに分けて書いていきたいと思います!

結婚はしていないけど、子供はいる?!

モザンビークに来て早い段階で驚いたことがあります。それが結婚してなくて夫がいないけど、子供がいるという女性が多いこと!20代前半でも子供がいる人が多く、でも結婚はしていないことも多いです。初めは離婚したのかな?と思ったのですが、いろいろ聞いていくところによると、結婚するにはお金もかかり難しいため結婚はしないけど子供を産むそうです。そうなんです。彼氏か彼女というお付き合いをしている段階で子供がいるということです。少し感覚としては不思議です。結婚の問題の他に、このようなことが起きている理由としては避妊が広まっていないということもあるのかもしれません。そのためモザンビークはAIDSの感染率もとても高いのも事実です。もともと感染率の高いアフリカの中でさらに高い割合になっています。 そしてさらに驚いたことに、子供が生まれてから彼氏と別れてもその彼氏(子供にとっては父)は普通に子供に会うために元カノの家に遊びに来たりするんですよね。過去の彼女の家に遊びに行くって、日本ではなかなか考えられない状態だと思います。

ガールズトーク好きのモザンビーク人

職場に配属されてすぐにでも、仕事以外でも初対面だろうがなんだろうが聞かれることは、「彼氏はいるのか?結婚しているのか?」ということ。 先輩隊員等からのアドバイス、二本松訓練所でのセクハラ対策の講義などから、「彼氏はいる」、「結婚している」と言っておいた方がいいとのことで、このような質問がきたら彼氏がいるとか、結婚してなくても結婚しているとかとりあえずパートナーがいるということを答えます。 しかしモザンビーク人、ここから突っ込みます。「その相手はモザンビークにはいないんだよね?モザンビークでも彼氏をつくれ!」と…。 その発言にびっくりしつつ「え?いやだから彼氏いるって。」ともう一度伝えても、「モザンビークにいなければ大丈夫、寂しいでしょ?モザンビークの男性は彼女が2人や3人いるのよ。」と言われて、私が「いや、それだめでしょ。日本では彼氏や彼女は1人だけが当たり前だし、もし彼氏や彼女が2人いたら最低だよ。」と反論しても、「ここはモザンビークだから、大丈夫よ!」と言われる始末。最後に「私は日本人だし、そんな最低なことはしないよ。もし自分の他に恋人がいたら辛くない?私は2人も彼氏いらないし、そんな最低なことできないよ。」と言ったら納得してくれたようでした。半分くらいは冗談で言っていたようですが、ここまで言わないと分かってもらえないとはモザンビーク人、恐るべし…。

ラテン系の文化

先ほどの話にも少し書いたように男性は二股とか浮気等がモザンビークは多いです。この理由としては男性より女性の方が人口の比率がかなり高いということがあるそうです。その為、彼女が3人いたり、一夫多妻制までいかなくとも奥さんがいても愛人がいる男性が多くいるらしく、私も配属されてた当初、各部署にあいさつ回りに行った時にいきなり「4人目の愛人になりたいか?」とか言われてしまうくらい。もちろん即答で断りましたが、そんなことを普通に言ってしまうことに文化の違いを感じました。ということで同じ課の同僚も常に「僕の彼女!」とか言ってきたり、中学生のような下品なことも言ってきたりします。いい意味で、そういうことが職場で受け入れられる文化です。日本だとセクハラとかで訴えてやるーと思いますが、ここではセクハラというものがあまり感覚としてないです。初めのころ本気か冗談か分からず同僚に「そんなこと言ったら日本だと捕まるからね!セクハラっていうんだよ!」って怒ったら「冗談だよ~、あけみは良い仕事仲間だよ!」と言われそれから冗談だと分かり、くだらないことを言われても流したり、のってあげたりしています。

こんなノリノリのモザンビーク人ですが、実際には一人の人しか好きでなく、浮気とかしない男女ももちろんいます。 結局のところは本人次第なんですよね。どんな世界でも恋愛って難しいな~と思いました。

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運営委員 関朱美