国際協力への第一歩 ~青年海外協力隊員からのアフリカレポート22~



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地元の風景を見て癒されてきました。夏は筑波山と青い空と緑の田んぼがキレイです。
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日本にいるモザンビーク人の友人に会ってきました。日本が好きと言って、日本語も頑張っていて嬉しかったです。
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一時帰国中、母の誕生日があったためモザンビークでたまに作るパエリアを作りました。喜んでもらえたかな?

みなさんこんにちは。青年海外協力隊員の関朱美です。8月は休暇を取り、日本へ一時帰国をしていました。今回は一時帰国に関連をして、協力隊の任国外旅行というものについて説明したいと思います。

1年のうち20日間、派遣国以外にいけるというルール
私たち青年海外協力隊員は基本的に派遣国から海外に出ることは許可されていません。というのも公務でその派遣国に仕事に来ているので、派遣国でしっかり活動をしなければいけません。ただ、近隣の国で活動している同期の見学や、休暇として近隣国に行くことはよい勉強にもなりますし、リフレッシュにもなるので規定で1年のうち20日間、2年目でも20日間は派遣国以外に行くことは許されます。ちなみにこの1年目の20日間は2年目に繰り越すことはできません。そして、プライベートで行くのでももちろん実費ですし、各派遣国別に行ける国がいくつか決まっています。モザンビーク派遣では近隣のマダガスカルや、タンザニア、マラウィ、南アフリカ等が行くことを許可されています。そして日本へもこの任国外旅行を使って、一時期帰国をすることができますが、日本は2年間に1度だけしか帰ることは許されていません。ただ昔は2年間、一度も日本へ帰ることができなかったようで、制度が変わってよかったと思います。

みんなに会いに日本へ一時帰国
私も10カ月が経とうとして、間もなく1年ということでこの任国外旅行を使って日本へ一時帰国をしました。今年からカタール航空がモザンビークに直接乗り入れるようになって航空券も安く買えるようになったので他の国に行くよりも経済的ですし、何よりも待っていてくれる家族がいる、応援してくれている先生方や友人方は日本にいて、どんな国に旅行を行くよりも安心して体を休めて、気持ちもリフレッシュできます。私が実家に帰ったら家族が出迎えてくれて、私が変わらず元気なことに家族は安心をして、すごく喜んでくれました。祖母は涙を流すほど喜んでくれて、一時帰国してよかったなぁと思います。海外に出ているからこそ、家族の大切さも分かるし、帰れるときに帰って家族孝行をしていくのは大切だなと改めて実感しました。

日本に一時帰国する隊員の使命
日本へ一時帰国する隊員は他の現地の隊員から頼まれることがあります。それは日本から○○を買ってきて!とか○○を持ってきて!ということです。アフリカへ物を届けるとなるとかなりの金額がかかりますし、そもそも届くかも定かではないのです。ということで他の隊員から本や化粧水、洗顔フォーム、バッテリーなどなどをモザンビークへ持ち帰ってきました。そして今回、私の場合はまさかですが日本へ一時帰国する際に日本にいるモザンビーク人の友人に持ってきてほしいものがあると頼まれ、モザンビークから日本へ持って届けることもしました。この友人たちは私がモザンビークに赴任当初、日本語をボランティアで教えていた方々で、現在日本の大学院で勉強をしています。荷物を届けることをきっかけに、久しぶりに会えてうれしかったです。

海外に出るからこそ分かる日本の良さ、そして派遣国であるモザンビークの良さを実感する一時帰国となりました!残り、約半分の任期頑張っていきます。Ate logo!

関朱美