講演会 グローバルプラスによるグローバルコンピテンシー可視化と活用

講演会 グローバルプラスによるグローバルコンピテンシー可視化と活用



ITを利用した次世代の人材育成についての方策と課題

私が常任理事を務めているNPO法人全国国際教育協会の2017年度総会後の講演会において、「ITを利用した次世代の人財育成について」株式会社ネクストエデュケーションシンク代表取締役の齋藤実氏からの講演が実施されたので報告いたします。

研修講演会のテーマは「グローバルプラスによるグローバルコンピテンシー可視化と活用」
高校生や大学生等は成長過程にあり教育により変容が期待できます。グローバルプラスによる可視化により自身のコンピテンシーを認識し、自己理解を進めるとともに、変容プログラムにより育成を進めます。

講師は

株式会社ネクストエデュケーションシンク代表取締役
ネクストエデュケーションシンク社長 齋藤実氏

哲学教育系雑誌編集長を経て、アスキー入社。PC技術マニュアル編集長、教育メディア編集長を経て、ネクストエデュケーションシンクを起業。代表取締役。「本郷人間塾(TM)」理事長。日本イノベーション融合学会専務理事。ITSS認定コンサルタント。能力診断開発コンサルタント。
大手企業を中心に、科学的・客観的な診断・分析、人材育成体系の構築、eラーニング・研修プログラムの提供で数多くの実績がある。
人の成長こそが企業を真に発展させ、より素晴らしい社会や世界を造り出す原動力となることから、「人材育成力」と「IT技術力」の強みを活かして、企業・組織・個人の継続的な成長、ビジネス発展を支援し、社会の発展に貢献できる次世代の人材育成・コンサルティングを目指している。
多くの実績のある客観スキル診断群をはじめ、先進・高精度の適性・コンピテンシー診断や、国内最大級の3000種類のeラーニング、最新の集合研修などを開発・活用して、独自の「診断→分析→育成」のスパイラルアップ・サイクルで実現する科学的な能力開発手法を提案してきた。

講演の内容はスライドをご参照願います。

グローバル人財と世の中で言われても、いまだにその人財とはどのような人間なのか、様々な定義が存在し、それを統一することができていません。それは、人間が持つ多様な適性を一つの数値でまとめることができないからです。そのため、同じ人間に対し、コンサルタントによる評価が異なってしまう結果をもたらします。

クラウド型アセスメントグローバルプラス診断により、ITを活用しグローバル適性を可視化することができます。そのため人財の持つ多様な適性をベクトルに分け、その合成により位置を見える可が実現しました。

この適性検査を受けることは、個人にとってみると、自身の座標位置が明確となり、自分が座標のどこに位置しているのかを理解でき、今後の自己啓発にとってナビゲーションの役目をはたしてくれるため極めて効果的です。

タイトルがグローバルプラスということで、グローバルな人財を選び出すようなツールと考えてしまいますが、グローバル適性だけが目的でなく、グローバルからローカルまで人財の現在の座標を確定することにより適材適所が明らかになり、グルーピングに活用できます。多様な人材をグループに分配することで、チームの潜在力を最大限に高めることができます。

また、人財の期間モニタリングが可能となります。要素にストレス状態も計算されているため、経年変容が数値化されます。

さらに、個人の成長目標などを聞きながら、現在の座標を変化する目的での研修を実施することで変容をモニタリングしながら、効果的な人財育成を行うことが可能です。

高校生、大学生、新入社員など若い人ほど、変容レベルが高くこのツールを活用することで、さらにその能力を広げていくことが可能です。