国際協力への第一歩 ~青年海外協力隊員からのアフリカレポート36~



こちらがナマアシャの総本山の教会です。今回のミサはみんな入りきらないので外で仮設ステージを作って行っています。
夜に街を巡礼するのに、ろうそくを火を灯しているところです。火が点いている人から火をもらってみんなに広めていきます。
これがナマアシャの滝です!乾季なのでそこまで水の量は多くないですが、流れているのが見れました!

ボンディーア!(おはようございます!)青年海外協力隊員の関朱美です。今回は聖地巡礼で同じマプト州のナマアシャという場所に行ってきたことについてお伝えしています。

聖地巡礼!
モザンビーク人口の半数はキリスト教で、毎週日曜の午前中はみんな教会に通っている方が多いです。そして年に何回か聖地巡礼ということで教会の総本山にみんな集まって大きなミサが開催されます。その総本山がマプト州のナマアシャというところにあり、5月13日に行われるということだったので私たちも行ってきました。

この巡礼はキリスト教で熱心な方々は、マプト市内から1日かけて朝から歩いて総本山の教会まで来ます。ちなみにこのナマアシャという場所は私たちが住んでいるマプト州マプト市からは1時間半ほどかかるので(乗り合いバスのシャパはすごいスピードを出すので、通常は2~3時間はかかかると思います・・・。)、歩くとなると相当大変だと思われます。

ミサはグループごとに演説をしたり、祈ったりして、夜はみんなでろうそくに火をともして街を巡回します。私たちもろうそくに火をともして少しだけ体験しましたが、風よけがないと火がすぐに消えて大変でした。ろうそくの光は夜の闇の中ではとても明るく、みんなが火を灯して歩いているととても神秘的でした。

ナマアシャの魅力
このナマアシャという地区は山の中にあって、自然が豊かな場所です。山で、少し高い位置にあるためか気温もマプト市よりも低く、昼間も風が吹けば寒く、朝晩は特に冷え込みます。そしてこのナマアシャ、モザンビークで有名なペットボトルの水の産地にもなっています。その水が湧き出ている小さな川や滝が山の中にあって、この滝は観光地のひとつになっているようで、私たちもこの滝を見に行ってきました。

自然が大好きな私にとって、とても癒される場所で、滝の上流からの眺めはとても素敵でした。一緒にいった隊員に私と同じ茨城県出身の隊員もいたのですが、一緒に「茨城みたいだね、こんな小道とかあるよね!」と日本の田舎にあるような小道や緑も多く癒されました。

このナマアシャはポルトガルの植民地時代に建てられた可愛らしい建物等も多く、街なみを歩いて見ているだけでも楽しかったです。スワジランドの国境沿いで、観光地にもなっているのかきれいなホテルもいくつかあるので、ぜひみなさんにも訪れてほしい場所のひとつです。

ナマアシャ隊員の家で鍋パーティー
そしてこのナマアシャにも協力隊が派遣されていて、2日間はこのナマアシャ隊員の家にお世話になりました。夜は大変冷え込むということだったので、以前から鍋をやろうと話をしていたのでマプト市内でしか手に入らないような大根やネギ、白菜などの野菜を買っていきました。

また一緒に行った隊員もロブスターや鶏肉を調達してくれて、みんなでちょっと豪華な鍋パーティーをしました。モザンビークで鍋をやることはほとんどなく、みんなで日本の鍋の話で盛り上がったのは言うまでもないです。巡礼で寒い外に出ていたので、温かい鍋がとても身体に染みました。

任地以外にもモザンビークにはたくさん素敵なところがあるので、また紹介していきたいと思います。

Ate logo! (またね!)

関朱美

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