国際協力への第一歩 ~青年海外協力隊員からのアフリカレポート13~



hei
朝はこうして柵を乗り越えます!腕が鍛えられます。
bus syuri
帰宅途中、バスに問題が発生!問題が発生したらみんなして協力して直すのがモザンビーク!
bus jiko
とうとう、通勤バスが事故に合ってしまったようです。こんな姿になってしましました。。。

ボンディーア!(おはようございます!)青年海外協力隊員の関朱美です。今日は以前の家の紹介の時に少しだけお話をした通勤についてお伝えします。

モザンビークの「くのいち」目指します!

私は通勤には職場の通勤バスを使っています。ということで、毎朝、家の裏にある道路に迎えに来てくれます。その迎えに来てくれる道路は私たちの住んでいる家の裏で近いのですが、住んでいる家の周りには柵がついています。この柵は100軒ほどの家の周りに囲ってあるのでそこそこの距離が囲まれています。通常はそんな長い柵なので、いくつか出入り口があっていもいいのですが、なんと、ここは入口が一つしかありません!!そして私の家はその入り口から最も遠いところにあります!イメージができたでしょうか。そのうえ朝迎えに来てくれる道路はこの家の集まりの裏、いわゆる私の家のすぐ近くになります。ということで最短距離のために、毎朝、柵を飛び越えてバスが迎えに来る道路に行きます。ちなみにきちんと入口から出て迎えに来てくれる道路に行くとしたら、30分以上かかります。塀を飛び越えれば3分!朝の5時50分にバスが迎えに来ることを考えると、塀を飛び越えますよね~。 ということで日本ではあまり考えられない通勤をしています。朝からズボンがちょっと汚れます。 ちなみに帰りはきちんと入口の近くに下してくれるので、帰りは柵を飛び越えなくてすんでいます。(笑)

トラブル発生!

バスを使って通勤して2か月。モザンビークにしてはほとんど問題なく動いていたのですが、なんと、先日、帰宅途中のバスでトラブルが起きました!何やらタイヤのところに大きな石が挟まったらしく、タイヤが上手く回らなくなったとか?バスを止めて確認をする運転手と同僚たち。そして近くで商売していた少年から棒とハンマーを借りてタイヤに挟まった石を砕く作業を開始。交代で同僚たちが石を砕くのを頑張っている中、私がこのレポート用にと写真を撮ろうとしたら運転手が「こっちのがいいアングルだよ!」「撮ったの見せて!」と楽しんでいました。30分程で無事に石が取れて無事にバスが動き、家に着くことができました。 ちなみに、いつも私は通勤のバスでは寝ているのですが、珍しくこの日は起きていました。「何か起きる!」って感じていたのかもしれません。同期の隊員も一緒にバスに乗っているのですが「あけちゃんが寝てないからトラブルが起きたんですよ~。」といじられる始末。「いやいや私のせいじゃないから!!」と全力で否定をしつつ、これからは何が何でも寝ようと思いました。(笑)

そしてとうとう…

家が与えられて2か月程、こんな感じで通勤をしていたのですが、なんと、私たちのバスが事故にあったらしくバス通勤ができなくなりました。乗客はいなかったのと、運転手も無事だったようですが、バスは写真のようにボコボコになりました・・・ 私たちは通勤バスがなくなってしまったので、直るまでは公共機関であるシャパ(以前のレポートで書いた公共のバス)に乗って行くことになりました。 仕方ないかー、と思い特に周りにも言わず、言ったら気を遣わせるかもと思っていました。ところが、ふとした時に配属先の私たちの管理をしてくれている女部長が知ることになると、「なんでそんなことになっているのに相談しないの?!」と私たちは怒られることに。そして「お願いだから何かあったら話してちょうだい…」と言われました。とにかく私たちは部長に謝って、これから何かあったら話すことを約束し、部長の手配でその日から帰りのみは車が職場から家の近くまで出ることなりました。 通勤については送り迎えがあったり、シャパで行かなければいけなかったり不安定な毎日。シャパで行くときは片道2時間はかかってしまうし、乗り場まで結構な距離を歩いたり、座れるのですが人がぎゅうぎゅうのシャパに乗らなければいけないので、通勤が大変になりました。早く職場のバスが直ることを祈るばかりです。(いや、むしろ直るのか?!) 塀を飛び越えて、バスの中で寝て通勤していた平和な日々が懐かしい… ということで通勤も頑張ります(泣)

Até logo!(またね!)

運営委員 関朱美