ベトナムハノイ報告4 ベトナムのお正月



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空港内で見かけた、金柑の木
banh cyung
バインチュンを切ったところ
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大家のアルバイト。まだ未完成。
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大家のアルバイト。そろそろ完成。

みなさん、こんにちは!ベトナム(ハノイ)より特派員の浅井がベトナムの生活をお届けします。

ベトナムのお正月

今回は、ベトナム人のお正月です。 ベトナムのお正月は旧暦のため毎年多少期間が違います。しかしながら、2月にはかわりなく2月になるとベトナム人の多くが落ち着きなく仕事に集中できません。 そして会社などでは、きんかんの木や桃の木などが飾られお正月の雰囲気を醸し出します。会社のロビーなどに木が飾られると「お正月が近づいている」と感じます。その他の花であれば、蘭などがあります。日本と同じで蘭などは高値で売られています。

忘年会や新年会もあります

忘年会もあります。お正月前の1週間は、忘年会期間。お正月明けの1週間は新年会期間です。お昼から忘年会があるためこの前後1週間は仕事になりません。お昼からお酒を飲みます。日本人として、仕事が進まないため大変困ってしまう期間となります。しかし、祝日が非常に少ないベトナムですから最大連休になるお正月の期間を楽しみにしているのです。

ハノイは、首都であるためハノイで働いている多くのベトナム人は、このお正月の期間中は故郷へ帰ります。そのため、普段多いバイクもまばらになり空気もよく静かなハノイになります。以前二日間だけ、お正月の期間にハノイにいたことがありますがとても静かなハノイを満喫できます。その代わり、市場もスーパーもレストランもやっておらず、タクシーも捕まえることはできません。お正月期間の3日間くらいは休みです。ハノイに住む日本人の多くは、日本へ帰国します。

お正月の食べ物

お正月の食べ物と言えば「BanhCyung(バイン チュン)」です。 イメージで言えば、巨大ちまきです。大きさは15cm~20cmの正方形。もち米を使用し、中心には緑豆餡と豚肉が入っています。クズウコンの葉で包み、5~10時間茹でて作ります。鍋を囲みながら、色々な話をして出来るのを待つそうです。調味料の味は、ありません。そのまま切って食べたり、焼いたり、揚げたりして食べます。 お正月の期間は、毎日食べるそうです。

最近のベトナム人は、お金持ちのベトナム人も多く海鮮料理を食べたりする家もあるそうですが多くのベトナム人は家族で集まってお酒を飲みながら色々な話をするのが好きです。 こういうところは、昔の日本のようですね。 お正月の期間は特別のためにたくさんの果物も準備します。しかし、ハノイは冬であるため果物の種類は少ないです。ザボン、姫りんご、龍眼、パイナップルなどしかありません。すいかやマンゴーなどはホーチミンから輸送します。 そこで今年は面白いものを見つけました。 私のアパートの管理人が、アルバイトで作っているのでしょう。 デコレートしたすいかです! これはいいですよね。私もほしいくらいです。 いくらなのか?聞きませんでしたが、ただすいかを売るより高く売れますからベトナム人も考えたものです。お歳暮文化残るベトナムでお歳暮にもできそうです。 去年には見かけませんでしたから、どこかのものを真似てやったとしても手の器用なベトナム人。 圧巻です。

いかがでしたか?文化的には、日本に似ていることも多いベトナムのお正月の紹介でした。 (ベトナム特派員 浅井)